二月!
冬の寒さも終わりに近づく昨今、如何お過ごしでしょうか。
花粉症の方にとっては、南風に乗って、
花粉の予感と共に死の香り漂う季節になってくることだろうと思われます。
私もそうですが、心落ち着かない時期でしょう。いつからこうなったのか。
そんなこんなで二月二日の今日、
須田51氏率いるグラスホッパーの新作F2Pハクスラアクション、「LET IT DIE」が配信になりました。
海外から遅れること暫し、私もちょいちょい気になっていたので、早速始めてみました。
一応、まだ始めてすぐ、最序盤の雰囲気という時点での印象をまとめていますので、
この先変わってくるところももしかしたらあるでしょうし、
仕組みなどまだ理解が足りないところもあるかもしれませんが、その点御了承ください。
http://letitdie.jp/common/age-verification/index.html
国内では大人の事情のせいで、カードによる100円位の支払いが出来ないと遊べないのですが、
本作は、一応基本無料ということになっています。
課金要素については、ゲーム内での強化等を直に行うP2W(ペイトゥウィン)にはならないよう、
コンティニューや細々としたサポート事中心になっている、とのことなのですが、
無課金よりは課金の方が便利だとか、面倒臭くなくなるとか、保険は大事だよねとか、
まあそんなよくある感じじゃないかなと思います。
個人的には、これまでも課金が必要なゲームってのは殆どやっていないので、
F2Pタイトルとしてどうなのかってのはあんまり分からないとこなのですが、
内容としては、開発者曰くハクスラ&ローグ系という説明で、
アクションとしては基本的にダクソ系に近い感じのノリ。
もっと言えば、驚くほどオーソドックスな印象と言いますか、
古風で何故だか手になじむ、どこかで見たような感じと言いますか、
PS1の頃の、手堅い三人称視点アクションのような感触をどことなく思い起こさせるような気がします。
ローグ・ハクスラ系という意味でもそうなんですが、
その一種独特な世界観とか、異形感とか、よくあるシステムをわざわざ珍妙な設定で語る手法とか、
どことなく「バロック」の世界観を思わせるような気もしなくもないです。
「バロック」でも確か三人称視点の作品もありましたしね。
まあ、51氏独特の世界については改めて説明も要らないでしょう。いつも通りと言うか。
割と51作品は久々にやったって感じなんですが、
前回「D4」の記事の時にゲーム的にはアレとかなんとか言ってたのになんなんですが、
本作に関してはどっちかと言えば、「ダムド」や「ロリポップチェーンソー」以降の、
うまいこと手綱を握られた51作品(悪く言えば牙を抜かれたとか灰汁を掬われたとか)といった感じで、
前述通り、なんかPS1時代の”良く出来たまっとうなアクションゲーム”って感じで、逆に驚いたりしなくもないです。
設定とか、濃くて意味不明ぎみなキャラとか、
そういうとこについてだけ51味で、内容自体はかなりまっとう。そんな風に言えるんじゃないでしょうかね。
落ちてる物を食べて回復とか、武器防具が壊れるとか、そういったシステム面も、結構よくある感じで目新しさは無いですし、
最初の中ボスはめちゃめちゃパターン単純で、今時のゲームとしてはかなりシンプルに感じてしまいます。
パターンとかは単純だけど、攻撃力高いからミスせず避けてね、的なとこで難易度調整みたいな。
それがいいのか悪いのかは別として、色々と古き善き感あるぽい印象です。
注目すべき独自のシステムとしては、
地域抗争的な所謂非同期対戦要素。
せっかく育てたマイキャラを奪い合い、プレイヤー同士で(擬似的に)戦うというもので、
直接のマルチプレイをあまり好かない日本人的な方向を狙ったのかもしれませんが・・・
アイディアはいいんですけど、普通の対戦が出来るダクソ系なんかの戦闘と比べて、どれ程熱くなれるのか?
または、課金してなお消える可能性のあるキャラについてどう思うのか?
そこら辺の印象をどう持つかによって、ゲーム全体への好感度や何かもが変わってくるのかな、という感じでしょうかね。
死んだ時にコンティニューしないと、「ゾンビU」とかみたいに敵になってしまい、
それを倒して回収しないと再び使えるようにならない(お金でも回収可)とか、
そういうのを面倒と思わず、尚且つ自キャラを大事に出来るかどうか次第って感じの作りなので、
そこら辺のメカニクスに関しては、色々微妙なバランスの上に成り立ってんなって気がしなくもありません。
個人的に序盤の部分を少々やった印象としましては、
(先に行こうとしたら何か分からないけど「この先はまだ準備中で進めません」とか出てしまいました。)
追記:先のエリアに行けなかったのはダウンロードがまだ完了してなかったからでした。そりゃしょうがないね。にしても容量大きい。
アクションについては、意外なほどに古き善きアクションゲームの手触り。
それが悪いと言うのでもなく、合う人には合うと思います。
しかしその先、リアルマネーを注ぎ込み(任意)、キャラメイクも出来ない自キャラの取り合う、
というコア部分についてどう捉えるか、
そこは個人の好みや心情なんかが大きくかかわってきてしまう部分なのかな、と思います。
私もWoTなんかでも、ゲームとして好きでもどうしてもその先、リアルマネー注ぎ込むとこまでは熱意が行かないと言うか、
そこで止まってしまう感じはあるので、その先はキミの目でたしかめてくれ!というノリにならざるを得ないです。
割と他人事ぎみな感想で申し訳ないですが、しかたないね。
謎な世界観とか、たのしげなキャラデザ等、ケレンミあるいつもの51クオリティな部分とか、
アクションとしての基本のしっかりと手堅い感じと、少しのミスで全部無くなるローグ系につきもののスリリングさ、
F2Pとは思えないくらいの、全体的に凝った作りなど、
そこらへんについては十分評価出来そうな感じです。
先は分からないですが序盤に関しては、マップがランダムじゃないってのは少し残念な感じ。
ローグ系要素をウリにするにしてはちょっとそこは弱いですかね。ジャンルとしては。
もし固定であるのならば、今後如何に面白い敵やマップになってるかが重要かと思います。
個人的にやり込んでないので、この先の所に関してまだ分からないですけど、
ハクスラでありながら自キャラを取って取られてと言うルールの上でもなお、
モチベーションが今後もずっと続くようであれば、それに見合う位には楽しめそうな作品なんじゃないかなという予感はします。
でもまー恐らくですけど、私は買い切りのマルチプレイやハクスラゲーをやる可能性の方が高いかな!
だってキャラ失くしたいならDiablo3とかのハードコアだっていい訳だし、
その上Diablo3は課金要らないからね!
皆もDiablo3をやろう!!!
そんな感じで。