
仕事を済ませた後、先行上映で今日観て来ました。
結論から言うと、「そのスジ」の映画が好きな人間の目で見なかったとしても名作と言っていいかも知れない。
私は高尚な分析も批評もあまり得意ではないですので完全に個人的な感想で書きますが、
前作に当たる「ビギンズ」も好きだったけど最初から最後までアレとは別格でした。ケンには悪いけど。
まず何と言っても、今年急逝したジョーカー役のヒース・レジャーだったと思う。
些か陳腐な言い回しだけど、出てくるだけで凄まじい存在感が在る。
今迄に色々あったバットマン作品の、どれもがこけおどしに見える位の「ジョーカー」としての存在感。
或る意味リアルな狂人、アメコミの有名ヴィランである事を越えたリアルさを持ったキャラクターとして、
本気で恐怖を感じさせるだけの、恐ろしいまでの存在感と云う力を出し切っていたと思う。
内容に関しても、今回は初めから全てやるべき事に向かって一直線と言うか、
本当にジョーカーの狂気に対して、休む暇なく恐怖と危機感を突きつけられ続ける感じで、
何があっても安心出来無い、何があっても実はこれもトリックで、ひっかけられるんじゃないか、
そんな感じで悪のクラウンが繰り出す狂気の手品を、否が応でも見せ付けられている気分になる。
他キャラは、デザインが大好きなスケアクロウが元気に復活してて(サプリ屋に転職w)嬉しかったのはまあ関係無いんでいいとして、
ハーベイデント検事(/トゥーフェイス)もこれ以上無い役回りで、その役目を演じ切った感でした。
昔のバットマン作品なんかだと、一作で何人もヴィランが出るのは、結局描き切れず勿体無いと思う事もあったのですが、
二面性のキーワードを最後まで強く引き、敵としてでは無く、これ以上無い重要キャラとして充分な描き方をしてくれました。
最後に、
作中で言う通りに、「バットマンとジョーカーは永遠に戦い続ける」運命にある訳ですが、
ヒース・レジャーの御陰でこの作品はこれで完結してもいいと思える程の物になったと思う。
これでジョーカーが続けられずとも、今回のこの「ダークナイト」だけでも文句無く充分な感動が有るだろう。
それだけ彼、ジョーカーが素晴らしかった。恐らく、ミラー作品など、コミックスのファンも同じ意見を持てる筈だ。
私はそう思います。
「ダークナイト」公式
http://wwws.warnerbros.co.jp/thedarkknight/